肩肘張らずに撮れる『ナチュラクラシカ』
ナチュラはサイズ感がちょうどよく、いつでもどこでも一緒に遊びに行けます。
- すぐに写真を見れない
- ファインダーが見にくい
- 現像はお金もかかる
デジタルに比べると不安定さもありますし、便利な機械でもありません。でもそれでもナチュラは最高の相棒です。
飲みに出るときにカメラを持ち歩くことなんてなかった僕も、ナチュラを買ってからは100%持ち歩いています。
電車やホームを撮る頻度が増えたのもこのカメラを手に入れてから。車ばかり乗っているので、
- 観光スポットに遊びに行くとき
- オシャレなお店に行くとき
- 写真を撮りに行くとき
そんなシーン以外ではなかなかカメラを持ち出すことがなかったんですよね。フォトウォークってのも全然しないし……そもそもウォークもしてない。笑
でもナチュラに出会ってそれは変わりました。スマホのように持ち歩くカメラ。ポケットの中に忍ばせれるカメラ。写ルンですなみに手軽なナチュラ。
まだまだ使い始めて2ヶ月ほどなので、使い慣れるまではもう少し掛かりそうですが、どんなカメラなのか少しだけご紹介します!
この記事の目次
ナチュラクラシカ(NATURA CLASSICA)ってどんなカメラ?
10年以上前に発売されたフィルムカメラなので、スペックなんかはサラッと流します。
デザインを正面から
ナチュラクラシカは軽くコンパクトなフィルムカメラです。
写ルンですと同じようなサイズで持ち運びがとても楽。
プラスチック製なので、最近のデジタルカメラからするとおもちゃのように見えるかもしれません。
でもよくよく見るとかっこよく感じてきます。
『SUPER EBC FUJINON』というFUJIFILM独自のズームレンズが採用されていて、焦点距離は28mm~56mm。
絞りはF2.8~5.4なので、寄ればそれなりにぼかしも楽しめます。
ズームもスムーズ
起動時の28mmは入れずにズームは3段階かな?広角側か望遠側での撮影ばかりですので、あまり意識していませんでした。
最短撮影距離は40cmで、近くに寄りすぎるとボケボケでピントはどこ?って写真になるので注意は必要です。
それでもなんでかおもしろいんですけどね。笑
ナチュラはオートフォーカスで撮影するフィルムカメラです。
ピントを合わすようにレンズがウィーンウィーンと動くことはありませんが、ファインダーを覗いたときに真ん中に四角□の枠があるので、そこにピントが合います。
半押しをしてAFロックしながらカメラをずらして撮影することも可能なので、この機能はしっかりと使いこなしたいですね。 (緑のランプが点灯していれば半押しできている)
横から
とても薄く持ちやすいです。
グリップがなくてもこの薄さなら問題ないですね。こちら側はシンプルにストラップホルダーだけ。中古ですので、ストラップはついていませんでした。
フィルムの装填をするための開閉ボタンとフラッシュを出すためのボタンがあります。
シンプルでわかりやすい。フィルムが入っているときに開閉ボタンはつつかないように注意です。(感光する)
背面側
背面はこんな感じで超シンプル。
と思いきや、寄ってみるとなんのフィルムが入っているか確認することができる窓がついています。
すぐに使い切った方が良いですが、何日も空いてしまったときは助かります。
ナチュラクラシカの操作性
操作性はデジタルに比べればそんなに良くないですが困ることもありません。露出補正をいじるくらいなので、そんなに頻繁にいじることもないですね。
ちなみにどんな機能があるのかというと、
- スローシャッター
- 赤目軽減
- 遠景モード
- 露出補正
- 日付ON OFF
- セルフタイマー
遠景モードは最初の頃使っていましたが、そんなに使わなくなりました。ナチュラクラシカはガラス越しの風景が苦手なんですが、若干撮りやすくなるようです。
あとは日付ですね。
これは賛否両論あると思いますが、今は入れるようにしています。作品を撮っているわけではないので、思い出づくりのために入れてみようかなと。
まだ日付を入れた写真を現像に出していないのですが、どんな感じになるのか楽しみです。
昔の写真にはほとんど入っているので、昭和感がすごくなるかも。笑
おすすめ設定。ブザー音は消そう
ナチュラクラシカは明るさが足らないときにはブザー音で警告をしてくれます。
便利といえば便利ですが赤く点滅しているのは見えるので、ブザーは消したほうが良いかも。まあまあいやらしい音でした。
>>>ブザー音マニュアル
フィルムについて
フィルムの入れ方やおすすめフィルムについても少しご紹介。
入れ方
ナチュラクラシカはフィルムの装填がとても簡単です。自動巻き上げ、自動巻き戻し。
入れ方については、マニュアルを見るとすぐわかります。上の画面に「1」と表示されれば正常で、しっかりと入っていなければ「E」と出ます。出たのことないのでわかりませんが多分Eです。
撮り終えた後の注意点
36枚まで撮り終えても巻き戻しが始まらなかったときは少し戸惑いました。
その場合はもう一枚シャッターを切ってみてください。
自動で巻き戻しが始まるので、巻き戻されないと思ってもフィルム入れのフタを開けないようにしてください。感光してしまいます。
相性抜群のナチュラ1600について
ナチュラクラシカはNATURA1600というフィルムを入れることによって、フラッシュなしの自然な撮影をすることが可能っていうのも売りのひとつです。
ISO1600のフィルムを入れて昼夜問わず撮影してみましたが、1600でも昼も良い感じだし、夜もしっかりと写っていました。
明るさが足らないと赤いランプが点滅してしまうのですが、無視して撮っていても意外撮れています。
ISO800以上のフィルムを入れるとNPモードになるんですが、これがかなり良い仕事をしてくれるんです。
暗いシーンでもフラッシュなしで綺麗に撮れるようにと開発されている機能なんですが、詳しくはこちらをご覧いただくとわかりやすいです。
製造終了になったので、販売中のモノだけで終わりです。価格高騰中というかほぼない。
PORTRA400もいい感じ
ナチュラ1600以外ももちろんOKです。
Kodakのポートラ400でも撮りましたが、夜でも意外といけたのが驚きました。露出補正は+1で撮っています。
まとめ
ナチュラクラシカは僕にとっては最高のカメラです。
奇跡の一枚が撮れるようなカメラかどうかはわかりませんが、見たままの自然な感じで自分の思ったような写真を撮れるカメラです。(夜はもっと暗く写ってると思ったけどw)
今でも人気が高く販売されていた当時よりも高く売られているものもありますが、それでも価値があると感じて購入する方もまだまだいます。
メルカリなんかではかなり人気のカメラで、すぐに売り切れるんですよね。
ちなみに参考までに僕は箱なし4万で購入しました。箱があると5万越えはしている印象です。さすがに6,7万だすならほかを買っていたかなと思いますが、本当に買ってよかったなと思っています。
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