MINOLTA α-7の修理はケンコートキナーへ

MINOLTA α-7はほぼ新品状態のものを中古カメラ屋で購入し、最初は順調に動いてくれていましたが、フィルム4ロール目くらいに不具合が起き始めました。

調子が悪いことを感じ始めたときは撮れないわけじゃなかったんですが、徐々に「あ、終わったな…」という気持ちになっていきました。

状態の悪いフィルムカメラに出会うことは結構多かったんですが、今回のα-7はかなり良い状態だと思っていたのでちょっとショックでした。そして、かなり使いやすく今後も付き合っていきたいなと思っていたので、「しっかりと直したいな」と思って調べてみると結構簡単にたどり着いたのがケンコートキナーのアフターサービスでした。

今回はMINOLTA製のカメラを修理したお話をざっくりとシェアします。

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ミノルタの製品はケンコートキナーが請け負ってくれる

  • コニカミノルタ
  • 旧コニカ
  • 旧ミノルタ

これらの製品は現在ケンコートキナーがアフターサービスを請け負ってくれています。

>>>ケンコートキナー

なんでケンコーさんがアフターサービスを受けてくれているのか、なんでソニーじゃないの?ってところが少しだけ気になったので、調べてみると下記のようなPDFが出てきました。

>>>カメラ・フォト事業の終了と今後について

昔のカメラメーカー事情などは詳しくないので、まあそういうことになったよってことしか僕にはわかりませんがとにかく公式に修理を請け負ってくれるところがあるのは本当に心強いです。

修理の流れ

まず電話

なにが故障してるっぽいか伝える(状態だけでもわかってくれた)

TEL:03-6840-3389

そして直せそうなら送る

電話すると修理の現場の方に修理が可能か、パーツがあるか等確認してくださるので、修理が可能であれば下記の住所宛てに発送します。

修理依頼書をプリントアウトして内容を書いて送ってください。送料は元払い(依頼者持ち)

▼送付先住所

〒164-8616
東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル3F
ケンコー・トキナー 修理受付窓口

修理依頼書

このときの対応はめちゃくちゃ早くて、修理が可能かどうかもすぐにわかりました。

  • 機種名
  • 状態の説明
  • いつから不具合が起きているか

このへんの説明をすぐにできるようにしておけば、相手はプロなのでかなりスムーズだと思います。

※修理ができずに返却してもらう場合も代引きで1,000円かかる
※だいたいの修理料金は教えてくれる

実物を見て改めて修理可能か連絡が入る

モノが届くとすぐに連絡が入ります

  • 修理可能かどうか
  • 修理可能な場合は料金も教えてくれる

返送料、代引き料金を加算した金額を教えてくださり、修理をするかどうかの回答を求められます。ここでオッケーすればすぐに修理が始まり、僕の場合は1週間ほどで修理が終わりました。

修理完了後にすぐ発送される

修理が終わるとまた連絡が入ります。そして発送の時間指定等あるか聞かれるので、きちんと家にいるときに届けてくれます。

届いたら代引きで終了。

双方の発送等の時間を入れても2週間かかりませんでした。

今回の修理はかなりスムーズでケンコートキナーさんの対応の良さに驚くばかりでした。

>>>ケンコートキナー

ここから下は今回の修理内容や金額などについてざっくり書いてみます。

今回のミノルタくんの不具合や修理費用

  1. 一番最初は裏蓋が開かなくなった(これは多分関係なかった?)
  2. シャッターを切ってもフィルムのカウンターが進まない→でも撮れる(多分撮れてないけど)
  3. だんだん撮れなくなってしまった

って感じで曖昧なんですが、故障箇所はシンプルでAF不良

ほかにももう一つなんかあったんですが、大きな不具合はAF不良ってことでした。

(明細捨てて不具合の箇所がAF不良以外曖昧で申し訳ないです)

修理費用

修理費用は9,000円くらい。

  • パーツ代
  • 技術料
  • 送料
  • 代引き料

全て込みで9,000円くらいでした。

(曖昧で申し訳ないです、明細捨てました)

あ、そうだ。ケンコートキナーさんとのやりとりは全て電話なので、メールなど何も残っていないのでちゃんと使えるか確認できるまでは明細はとっておきましょう(捨てました)

注意点:直せない場合ももちろんある

今回のMINOLTA α-7は修理できましたが、古いカメラなので直せない場合ももちろんあります。

  • 技術的な問題
  • そもそも直すためのパーツがない

こんな感じ。

α-7はパーツ保管期間が終了しているため、今回修理できたのはたまたまパーツが残っていたからです。だから、「次回壊れても直せる保証はありません」とはっきり言われました。

完全機械式のカメラは職人さんの技術で直せるモノもまだまだ多いですが、AFフィルムカメラはパーツがなければ直せません。

だから昨今のコンパクトフィルムカメラの価格高騰に疑問も持っている方もおられます。でも簡単に使えるからついつい買っちゃうんですよね…。

今回はたまたま公式の修理で直せましたが、メーカー修理ではなく、町の修理屋さんを頼るほうが確実な場合もあるようです。下記の記事には、AFフィルムカメラを直せない理由や、まだ直せるカメラがある理由について詳しくプロ目線で書かれているので参考になります。

まとめ

ってな感じで、今回修理できたのはたまたまです。

そして安かったのもパーツがたくさんあったから?とか技術的には簡単な部位だったから?でしょうか。

使いやすいカメラでかなり気に入ってるので直って本当に良かったです。

大事に使いたいですが、AFコンパクトフィルムやAFフィルム一眼はこういう修理面では不安が残るので今後買うかどうか悩んじゃいますね。でも子どもと遊びながら撮れるAFフィルム機はやっぱり魅力的…

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