カメラに全く詳しくないころにフォクトレンダーという名前を知りました。
今でも興味のあるカメラ以外はほとんど詳しくありません。でも今よりもっともっと無知なころもありました。
CanonとSIGMAのレンズとNikonくらししか知らなくて、「ミラーレスのミラーってなに?」ってレベルだったころもあるくらい…
僕はカメラに疎い人でした。
- キレイに撮りたいモノがある
- キレイに撮りたい人がいる
- 旅行に行く
- 子どもが産まれた
- 良いことがあった
- 記念・社会人になったから
なにかきっかけがあってカメラが欲しくなって、自分で選ばずに詳しい人のおすすめカメラセットを買う。
こんな感じだったらなかなか詳しくなりませんよね。まさに僕がそうだったんです。
持ってるカメラで撮るだけ。キットレンズが唯一の武器。
「焦点距離ってなに?F値?どうやって背景ボカすの?」
そんなときフォクトレンダーを知りました。知ったのは3年ほど前のことなので、フォクトレンダーは僕の中では名前がかっこいいレンズという認識で時間が止まっていたんです。
・・・
「フォクトレンダー買ったら良いじゃないんすか?」
「…ごめん知らん…なにそれ。」
この記事の目次
Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4
最近はTwitterでいろんな方と交流させていただくようになり、たくさんのマニアックな情報が入ってくるようになりました。
でも、自分の周りにカメラの話をする人はいませんし、iPhoneで撮る人もいません。
だから、あんまりカメラを買っていない僕でもこういわれます。
「また買ったん?やばくね?」
そうなんです。ヤバイんですよ。笑
フォクトレンダーは憧れだった
写真を仕事にしている知人が1人だけいます。
カフェで会ったら話すだけの関係でしたが、彼と話す時間は新鮮で。自分の知らない情報をすべて持っているヤバイ人というイメージがありました。
その彼が3年前にひとつだけ教えてくれたレンズがフォクトレンダー。
それから数年経ってやっと手に入れました。
小さくても安心できる重厚感
小さくても重厚感のあるレンズです。初めて手に取ったときは驚き、そして興奮しました。
フォクトレンダーを買った理由は憧れの気持ちが強くて本当になんにもわかっていないんですよね。
シングル、マルチコートの2種類があり、このレンズはマルチコートです。シングルの方が台数が少ないみたいなんですよね。
球面はオレンジっぽい色味がかかっていてすごくキレイです。本当にキレイ。
マニュアル操作のみで、オートフォーカスは対応していませんが、これからどんな写真を写してくれるのか…。
Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 38,200円。安い!(マルチコート、楽天、ヤフーショッピング)
僕はマップカメラ楽天市場店でマルチコートを買いました。Amazonはシングルコートですね。
レンズは決まった。ボディはどうする?
レンズはVMマウントです。Leica Mマウント互換なんですが、ボディの選択肢はたくさんありました。
- Leica M5
- Leica M8
- LEITZ MINOLTA CL
- Leica CL
- BESSA
- ZEISS IKON系
- FUJIFILMの中古ボディ+マウントアダプター
(X-Pro1・X-E2・X-T10)
かなり悩みました。
「フィルムばかり買ってどうする?デジタルですぐ見れる方が良いんじゃない?」
って思いもあったんですが、Mマウントが使えるならライカもちらっと選択肢に割り込んできてしまうんですよね。
LEITZ MINOLTA CLに惚れた
最初に悩んだのが「LEITZ MINOLTA CL」
LEITZ MINOLTA CLはLeica CLの日本版らしいのですが、まあいろいろあったようです。
当時はいろんなことをいわれたり、海外での販売は解禁されなかったり大変だったみたい。
販売台数はLeica CLよりも少なくとても貴重らしいのですが、ヤフオクにもたくさん出品されていました。しかもキレイ。
でも落とせなかったんですよね。キャンセルされて。泣
悩んでも欲しいもんは欲しい
即決派なので、悩んだら買わないという気持ちは大切にしているんですが……レンズが決まっちゃってるから欲しくて欲しくて。
どれもダメなわけじゃなくて、良すぎて悩んでるだけであって…。
久々に悩みました。悩んで悩んで、まじで結構悩んで選んだのが『Leica CL』
決め手はコンパクトさとかわいらしさです。
Leica CL(フィルム版)
デジタルバージョンもあるのはあとから知ったのですが、とても買える値段ではありませんでした。
買ったのはフィルムバージョンです。
ヤフオクで落札し、数日後に届いたカメラを見て驚きました。1973年に発売されているとは思えないほどの綺麗さ。そして普通に動く。
今までフィルムカメラは何台か買ってきていますが、一番キレイな状態でした。
そしてかわいい。かっこかわいい。
シンプルでコンパクトで扱いやすそう。
Leicaの廉価版として発売されたとの記述もありますし、ライカとは思えないほどのお値段ですが、間違いなくライカです。
僕にとって昔の事情とかファンは認めてないとかは関係なく、Leica CLは一台のカメラとしてしか見てません。
40年以上経った今でもこの状態で保管されていたってすごいですよね。
前のユーザーさんもその前のユーザーさんもライカとしてリスペクトしていたんだと思いますし、お気に入りで大事にしていたんだろうなと思います。
僕はガンガン使い込むと思うので、キレイな状態を保ち続けれるかはわかりません。
でも見た瞬間思いました。
「このカメラまじでヤバイ。」
深みのある黒がかっこいい。
Leica CL 38,000円。(2021年現在10万円近くします)
Leica CL と Voigtlander NOKTON Classics 40mm F1.4
単体でもめちゃくちゃかっこよかったんですが、合体させるとこれがまた合うんです。
操作性は現代のカメラに比べるとシンプルで、意外と使いやすいと感じる方もいるかもしれません。
ボディよりもレンズの方が重たいのはちょっとバランスが悪いかな。でもそれだけコンパクトなボディということ。
レンズフィルターとメタルフードを装着
フィルター径は43mm。新品のレンズなのでしっかり保護をします。
メタルフードを付けるとかっこよさが増して早く撮りたい気持ちがぐんと上がるんですよね。
フードを付けるとホールド感もアップしてかなり持ちやすいです。
フードは900円で激安ですが、見た目も良いしメタルなのでレンズにもボディにも合ってます。
純正のフードは5,000円近いので、このフードは完全に当たりでした。
レンズの重さ+フードとフィルター分の長さが加わって、手で抑えなければ前に倒れます。
それだけは難点ですが、フードもフィルターも付けたいので仕方ない。
上の写真でなんとなーくわかるかもしれないんですが、めっちゃコンパクトじゃないですか?
かわいいんです。ライカってかっこいいと思ってたんですが、これはまじでかわいい。
まとめと今後について
僕はX100Fで使っている換算35mm〜50mmくらいが楽しく感じます。この辺のオールドレンズがこれからも増えていきそうです。
40mmを使うのは初めてですが撮りやすかったですね。
露出計は壊れているっぽいので、1枚撮るのも時間がかかるかもしれません。でも「Leica CL」はガンガン撮っていこうと思ってます。
今後のこと
子どもはまだ0歳ですが、いずれは運動会とかもあるので、この焦点距離では撮りきらなくなってくることもあります。
僕はボディは中古で前の型とかで問題ないと思ってるので、FUJIFILMのX-Pro3が出たりX-T3が出たら初代を買ってもいいかなーと。
他社のボディを買ってみてもやっぱりFUJIFILMが好きなので(X100Fを使ってる)、マウントアダプターを買ってオールドレンズを楽しみつつ、ほどよい距離感のズームレンズも買おうかなと。
ライカに惚れかけているかもしれない
僕はフォクトレンダーというレンズが先で、レンズに合うボディを探していたら今回のLeica CLにたどりつきました。
ライカを調べているうちに、どんどん魅力的に感じてきています。
今までは高値の花のような存在だったので全く興味がなかったのですが、現代の高級なボディに比べたら全然買えるお値段なんですよね。
狙いはM5,M8。僕は人とずれているのか、M5もそんなに人気ではないみたいで、M8よりもM9の方が人気みたいです。笑
だから少し安い。
楽しみ方は人それぞれ
オールドレンズを使ったり、フィルムカメラを選択肢に入れれば楽しさも倍増です。
今回はまだレビューではなく、こんな組み合わせで買ったよってお話でしたが、参考になれば幸いです。
個別のちゃんとしたレビューはまた使い込んだらやろうかなと思ってます。
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